<トイレ 〜昔と今〜>
今年の札幌市内の1月は、何十年ぶりに厳しい真冬日が約20日間ほど続きました。
子供の頃を思い起こすと、真冬日の寒さはこれ以上だったように思います。
屋根の雪を落とす時などは、腰にロープを固定し、窓ガラスが割れない様に細心の注意をして行ったものでした。それに、雪が多く窓がすっぽり埋まり、室内は日中でも電気をつけっぱなしでした。
約2m程の長いツララが屋根のまわりにびっちりとこびりつき、スコップなどでカットし落としたものですが、その時の窓ガラスに雪の結晶の模様が色々と変化していたのがとても印象的でした。
今でも苦笑いする話があります。それは、昔の汲み取り式トイレ物語です。今は、トイレのそばまで行くと、自動的に温水洗浄便座付きの洋式の便器のふたが開きます。しかも便座はあたたかくて便利です。今のような便座は日本のある会社の発明だそうです。
しかし、昭和20年ごろまでのトイレは、特に大きい方の落とし口はとても大きくて、両足でまたいで用をたしたものです。ペーパーも新聞紙を軟らかく揉んで、更には茶色の紙、和紙へと変化しましたが、厳しい冬にはそれらが穴の中でしばれるので次々と山に積み重なっているために、長い棒でまわりをくずしてトイレに入ったものです。
それが、春近くなると、バキュームカーの業者が外部の蓋をしっかり止めていなかったため、外部から入った水のために便が浮き、用を足す毎に、はねる水を気にして身体を上下しなければいけない嫌な経験もありました。
でも、一般家庭ではこうでしたが、京都などの由緒あるお寺などでは、小川の水を引き込んでの「水洗式」やタタミ敷きの上品なトイレもありました。
そんな時代から今も変わらないものはやはり「早く春が来て欲しい」春を待ち望む気持ちは同じですね。